楽観性について
楽観主義について
楽観主義とは、オプティムスというラテン語に由来し、
世界や人生の価値や意義を究極的には肯定的に認める立場
とされています。
ポジティブサイコロジーを提唱されている、
セリグマン博士は、
「幸せは成功に不可欠なもの」
それは、「才能、意欲、そして楽観性だ」と主張されています。
国別楽観性ランキング
さて、ここで国別の楽観性ランキングを見てみましょう。
2017年時点での上位国は、
1.フィジー、2.コロンビア、3.フィリピン、4.メキシコ、5.ベトナムとなっています。
前回一位だった韓国、4位だったアメリカは、ベストテンからは消えています。
日本はワースト4位になっています
生活満足度ランキングでは、上位1.フィンランド、2.デンマーク、3.スイス、4.アイスランド、5.ノルウェーです。
生活満足度では、日本はずっと下位を維持していて、2020年度では62位となっています。
今回のコロナ騒ぎでも、日本の感染による死亡数が少ないのは、これに関与しているのでしょうか。いい意味で作用しているなら、それはそれでよいことだと思います。
悪魔の辞典
1911年に世に出た「悪魔の辞典」(アングロース・ピアス著)では、
この楽観性を以下のように定義してあります。
皮肉な言い方ですが、何かしら現況を見ているような側面もありそうです。
「楽観性とは、醜いものを含むすべてのものを美しいとし、すべては、特に悪いことは善であり、
間違っているすべてが正しいとする主義、または信念。」
「盲信のため、反論によって変えがたい。死ぬまで手の施しようがない、知的な障がい。
遺伝性はあるが、幸いにも感染はない。」とあります。
ピアスの定義は置いといて、正しい楽観性については、是非拡大する方が良いと思える。
特に困窮の底にある時には、
時として「根拠のない自信」がその暗闇を突き抜けるきっかけとなることもあります。
八方ふさがりだと思ってしまうと、目の前にある小さな光まで見えなくなる。
じたばたしても仕方ないと腹を決めて、前を向く方が乗り切れるチャンスが増すでしょう。
そして、そうありたいものです。