耳について
難聴の辛さ
うちの義母は、現在85歳です。年々耳が聞こえにくくなり、日々苦悶しています。
妻もそろそろ始まっています。
聞くと、音がすべて雑音に聞こえて、内容が聞き取りにくいようです。
私も、相手の話し方や、その場所の距離感などによっては、時々聞き取りにくい時あります
その結果、人と話すことが辛くて億劫になりがちで、
一人で籠ることも多くなりがちです。
補聴器もいろいろとあるようですが、中々ぴったりと自分に合わないようです。
若い人であれな手話を覚えるとか、UDトークのような通訳器みたいな対処も可能でしょう。
ただ高齢になるとなかなかそうもいきませんね。
難聴や聴覚障害を、その場で聞こえるようにする方法は今のところないようです。
そうなると、こちらが対処を変えるしかないのかもしれません。
「何度も、いっているだろ!」とかいうと、「そういう事言われると、余計に腹が立つ」
「こっちの気持ちにもなってよ!」と妻に一喝されたことがあります。 反省!!
まして、もうすぐ自分もそうなるかもしれません。
例えば、「近づいて、大きな声で、ゆっくり話す」
「わかりにくいところは、紙に書いて筆談も入れる」
などなど・・。
音量が大きくなったり、聞こえやすくなったりする、様々な機器も活用する。
なるべく、本人が孤立しないように配慮する。
こちらから、話しかけてあげる。
などなど、聞こえていない側への気遣いや配慮も必要ですね。
耳のすごい性能
「カクテルパーティー効果」というものがあります。
都会の雑等の中で、すごい雑音がある中でも、
隣にいる恋人のささやきだけ拾って、聞き取れるような能力の事です。
人間の耳は、こういうすごい能力もあるのですね。
でも、その辺の録音機で、同じ場所で録音をしてみると、すべての音を拾って、そのまま再現すると、
おそらく恋人のささやきは聞き取れないでしょう。
たぶん、このような録音機の、再生のような状況かなと義母の話を聴きながら理解しています。
ただ、最近では、補聴器の技術もかなりの進化があるようです。
あきらめず、自分の合うものを探せば、ある程度は補完されるという専門家もいます。
目が見える、音が聞こえるは、
日常当たり前のように思っています。
ただ、いざそれが機能しなくなると、とても大変な困難が訪れます。
しかし、年を重ねれば避けて通れない道でもあります。
お互い、「思いやり」「助け合い」の気持ちで、付き合っていくことが大事になりますね。
耳には、体中のツボも集まっています。
聴覚の障害には即効性はないかもしれません。
ただ、耳のマッサージは、気持ちを緩める効果があることは、
「耳マッサージ」などのお店が多いことでもわかるでしょう。