腰について
腰の重要性
本日は、腰について書きます。
腰の字は、月(にくづき)に、要(かなめ)と書きますね。
腰についての表現もたくさんあります。「腰が据わっている」とか、
反対に「腰抜け」とか・・・。
身体の構造からしても、非常に負荷のかかるところでもあります。
一般的にも、腰痛でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
原因は、様々なことが考えられますが、ここでは、病的な方のケアというよりも、予防の視点から見てみましょう。
以前も書きましたが、やはり日常の姿勢は重要です。
左右や前後のバランスが悪いと、どれだけ腰への負担も増すからです。
腰が決まっている方の、立ち姿は美しく感じます。
また、重いものを落ち上げたり、腰を使う動作をするときも、ちょっとした注意が必要ですね。
特に、加齢による心身の衰えがあったりするならなおさらです。
重いものを持ち上げるときは、なるべく膝を曲げた状態で、しっかりと腰を下ろしてから、
ゆっくり上げるようにした方が無難です。
足を突っ張って体をそるような感じになると、やや危険を感じます。
そもそも、人間は二足歩行をする動物です。
これを考えたら、一日中座ったままの姿勢を続けることも良くないのは当然でしょう。
最近では、立ったままで仕事ができる机やいすも開発されいるようです。
また、立った方が頭もさえて、会議などもスムーズにいく可能性があります。
ある会社では、机が上下するようになっていて、
その方のペースで姿勢を変えながら仕事ができる仕組みもあるようです。
腰痛が気になる方は、次のような簡単にできる予防運動もお勧めです
書籍などもたくさん出されていますので、ご参照ください
なんば歩きの技
古来からある、腰の使い方の一つに「なんば歩き」という所作があります。
現在のわれわれは、歩くときに、手を交互に振り、体をねじって歩いています。
こうすると、そのたびに、腰もねじれて負担感も増すようです。
昔の方は、手と足、同じ側を使って歩いていたそうです。これをなんば歩きと言います。
こうすることで、
体のねじりが減り、スムーズに進めたり、
腰への負担が減ったりできます。
天秤棒を担いで歩くようなときには、こうした腰の使い方ができないと、荷物が揺れて落ちてしまいます。
最近では、為末さんが陸上で取り入れられ、有名にもなりました。
サッカーやバスケなどのスポーツでも、相手をかわして進むときなどに応用されているようです。
頑張ろうとしすぎると、つい力んで、腰に力も入りがちです。