足について
足にまつわる話
地に足をつくという言葉があります。
また、今はあまり使いませんが、「足をはむ」という表現もあります。
足の親指と人差し指で、しっかり大地をつかむような感じです。
かつては、下駄や草履が日本文化の主流でした。
一昔前には、ビーチサンダルと言えば、ゴム製の草履のようなサンダルが一般的だったこともあります。
でも、最近は靴文化になり、下駄や草履は、サンダル文化に変わっています。
和服の時には、さすがに草履ですが、街中で日常的に和装の方は非常に少ないのが現状です。
子供のころから、靴で育つと、この「足をはむ」という感覚がなくなってきます。
ある調査では、
学童の足を調べたところ、足先が浮いている状態の子供が多い
こともわかっています。
こうなると、大地をつかむことができず、体が不安定になってしまいます。
なので、少し押されただけで、後ろ向きに倒れやすいのです。
また、足の形もいびつになりやすく、いわゆる偏平足にもある傾向にあります。
こうなると、歩くときに、膝や骨盤、肩などにも負担がかかりやすくなります。
日常的に、下駄や草履で暮らすというのは現在はなかなか難しいともいます。
せめて、子供のころには、はだしで動き回る時間が増やせたらいいですね。
例えば、砂場や砂浜などで・・・。昔は運動会のかけっこも「はだし」でした。
また、剣道や相撲のように、はだしでやるスポーツはお勧めではないでしょうか。
どちらも、すり足が基本で、足裏を着合えるには、もってこいだと思うのですが。
靴下も、普通のものではなく、五本指があるものもありますね。
靴なども、左右の足を測り、自分に合う靴を作ってくれるお店もあります。
自分の特性に合う靴選びも必要かも。
人間は、左右対称ではなく、眼や耳、体中、微妙に違っていますね。
歩くときにも、左右の重心のかけ方に、差がありすぎると体に負担が生まれます。
雨や雪で、足跡がつくようなとき、少し歩いた後振り返って足跡をチェックしてみましょう。
左右同じ感覚で、まっすぐになっていれば、安心です。
左右ずれていると、冬の雪深い地域で、こけますよ!
その差が大きかったり、引きずって歩いていないか、調べてみてください。
等間隔で、平行に動いているのが理想形です。
足の裏には、ツボもたくさんあります。
疲れたときには、足裏マッサージなども効果的です。
温泉場などでは、足湯なんかも利用できますね。
日頃から、ずいぶんお世話になっている「足」に注意を向けて、