適応とフラストレーション

適応、不適応とは、もともとは生物学的な用語で使われていました。
その後、心理学の世界でも使われ、重要な概念の一つになっています。

今回のコロナ対応に関しても、日本はあらたな段階に入っています、うまく、適応できている側面もありますが、一方ではなかなか進展していない部分もあります。

また適応には様々な要因があります。身体的、心理的、などの主体にかかわる問題。自然、物理的、人的・社会的等、環境などにかかわる問題などです。

世界的に見て、日本人は今回のような大きな環境変化にも、いち早く適応できているかのように見えます。

一方で、まだ何も解決していないのに、早くも解決ムードも見受けられつつあります。

この適応が、うまくできていないと、「フラストレーション(欲求不満)」が起こります。海外では、特にブラジルがひどい状況にっているようです。

フラストレーションの対処には、大きく3つあります。積極的反応、消極的反応、代償的反応に分けられています。

今回の対応では、合理的にうまくやっているのは日本かもしれません。

消極的と言えるかどうかはわかりませんが、集団感染を選択しているスウェーデンなどはこれに当たるかも。また、我関せずのようにふるまう代償的な対処をしている国もあります。

生物や経済活動でも、その都度、この適応不適応は、パラダイムの返還に大きくかかわっているようですね。

大変大きな障害が、中々進まない改革を一気に推し進めている側面もあります。

様々な分野で、新たな動きが見え始めました。また年配者にはなかなか難しい側面でも、若い世代は難なくやりこなせている場面も多々あります。

今回の事象で、この「適応」「不適応」そして、「フラストレーション」に当てはめて感じることが多くあります。

困難を、チャンスと考え、この際、うまく活用して、新たな展開を考えていきたいものです。

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