閑話休題、ちょつと剣道の話・・・
今回、少し心理学からは離れた話題です。
あまりに衝撃的だったので、つい・・・。それで、剣道の話をします。
私は小学校時代、かの「ペレ」が現役で大脚光を浴びていました。御多分に漏れず、毎日サッカー三昧。皆ペレの真似をして、砂場でオーバーヘッドキックの練習をしていました。
ところが、進学した中学には、なんとサッカー部がなく、仕方なく剣道を始めたのでした。それから、40年近く剣道を続けています。昨年11月、ようやく六段を取得しました。
でも、このコロナ騒ぎで、ずっと剣道も自粛続き。やっと昨日しばらくぶりに道場へ行きました。
自宅で一人で素振りをするのとは大違い、仲間と剣を交える喜びを味わいました。
ただ問題がありました。飛沫感染防止のため、面の下に、目と口をガードするためのプラスチックフィルターを付けるのです。
それだけかと思いきや、マスクもつけなさいとの指示が・・・。面の中が、まさに密状態。
普通に道着を着て、防具をつけて立っているだけでも、暑い日ならほぼサウナ状態です。
その上に、上記の対策をすると、もう語るまでもありませんね。
約10分、軽い稽古しただけで生き絶え絶えになりました。また、仲間の先生のお一人は、相手の顔が全然見えないことを指摘されました。確かに、その通りです。
先のガードしているフィルターが反射して、ほとんど顔が見えなくなるのです。目の動きは、非常に重要なセンサーでもあります。見えないとかなりのハンディを感じますね。
また、フィルターの曇り止めのために、隙間を工夫して開けてあります。
ただ、マスクをしてしまうと、元も子もないこともわかりました。
剣道連盟もまだ試行錯誤状態とも聞きました。どうしても、体の密着するスポーツでは、こういうことは多々出てくるでしょう。
柔道やレスリング、ラグビーなどは、試合そのものが難しいですね。
今回のコロナは、社会経済など広範囲にわたって影響を及ぼしていますが、スポーツ業界にも激震です。
工夫するにしても、限界はあります。中々難しいところです。
でも、久しぶりに仲間と汗をかける幸せも感じてきました。人間は動物です。
動かないと元気出ませんね。また、自粛の一方で触れ合うことの嬉しさ、楽しさも倍増しているような気もします。
陰を陽にとらえて、楽しく生きていた江戸の人たちの生きざまに見習いたいですね。