睡眠と認知の関係
睡眠における「認知能力」との関係のポイントについては、大きくは以下の4つあります。
一つ目は、ホメオスタシスを維持するために睡眠欲がある程度まで高まると、
脳内の「睡眠スイッチ」にある数億個のニューロンが刺激されます。
この際には、脳のコントロールは、人間の意志ではコントロール不可能になるのです。
二番目は、睡眠量の問題です。直近数日間の睡眠量は、注意力の保持や認知能力を最高レベルにまで高めることと大きく関係しています。
睡眠不足、例えば4時間ぐらいの睡眠が4,5日続いてしまうと、徹夜した時と同じレベルにまで、認知能力が落ちてしまいます。
その結果、判断力や問題解決能力の大きな低下がみられるようになります。
3つ目のポイントは、「サーカディアンリズム」に関するものです。日常のリズムやペースが崩れると、睡眠につく時間に睡魔が襲わない状況に陥りやすい。
このため不眠などを引き起こしてしまいます。
最後は「睡眠慣性」と呼ばれるものです。朝起きたときの、寝ぼけた状態を指しています。これは、脳のウォーミングアップとも言える状態です。
脳の記憶統合をつかさどる部分は、掟から5-20分はうまく機能しない。
このため、起きてすぐに、重大な決断は避けた方がよさそうです。
最近は、様々な角度で、睡眠の重要性が叫ばれています。
特に、PCや携帯など、便利な機械に振り回されないようにしたいところです
また、パソコン画面の見過ぎ、ブルーライトの危険性、スマホ首など、睡眠に障がいとなるようなことも避けていく意識を持ちたいですね。
たまには、携帯やPCのスイッチを切って、自然と触れ合う時間も大事にしてみましょう