剣道のすすめ

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1.コロナ禍での剣道に救われています

Bさん
Bさん
コロナ、もううんざり!

昨年度の3月以降、コロナの影響で生活パターンが大きく変わりました。

最初は、不安と戸惑いの日々で、まずは様子見といった感がありました。

GWを過ぎるころから、次第に不安がこみ上げるようになってきたかもしれません。

地元射水市では、6月中旬から剣道が再開されるという知らせが来ました。

平成元年に富山へ移住してきた私は、その年から久しぶりに剣道を再開し

その後、現在まで地元の剣道教室の指導員をしています

当初は感染予防のため、眼と口元にプラスチック製のガードを付け、

その下には鼻と口を覆うマスクをした状態での稽古が始まりました。

昨夏の猛暑日には、数分でくらくらするほど辛かったことが思い出されます

子どもたちも、よく頑張ってました!
八尾です 
八尾です 

しかし、その後長引く自粛生活の中、思えば私の大きな心身の支えになっています。

忙しい時には、月に1ー2度しかできなかった稽古を、現在は週3ー4回もしています。

仲間とふれあい、汗を流す、制限された中でも声を出し体を動かせる

そんなことが、本当にすごいことだという実感のある今日この頃です

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2.剣道のとの出会い

小学校時代、ちょうどあのペレの全盛期で、私もサッカー少年団に入り

毎日砂場でオーバーヘッドキックや、ゴールめがけてバナナシュートの練習をしていました

それが新設中学に行くと、なんとサッカー部がありません。

仕方なく剣道というまったく今まで経験もしたことのない部に何気なく入ってしまいました

熱心な先生が二人おられて、厳しい稽古でしたが3年間何とか続け、3年時に初段を取得。

中学当時は、剣道部はまだ珍しく、防具などもないので先生方が

中古の防具をどこかで調達してきて、体操着の上にぼろ道具、

かなり悲惨な格好で稽古していました。

八尾です 
八尾です 
今は、あらゆる面で恵まれていますね!

道場もなく屋上のコンクリの上で、運動靴を履いて稽古をしてたような状況だったのです。

高台にあったので雷が鳴り始めると、慌てて校舎に逃げ込むこともよくありました。笑

ところが、3年時には地元地区大会で優勝、市の大会でも善戦して県大会にまで出場。

中3の時兵庫県代表として、京都で試合をさせて頂きました。

その後、高校・大学は剣道部主将として、ちびながら頑張って務めました。

就職後は、激務と転勤で10年間ぐらいはほとんど稽古もできない状況が続きました。

しかし、縁があり富山へ転職してきた後、地元の師範と偶然に出会うのです。

ひと月くらい下準備をして、その先生との初稽古の初太刀でなんとアキレス腱を切ります。

それでその先生とも、すごくご縁が深くなり仲人までしていただきました。

こうして、剣道を通して様々な御縁と出会いをたくさん持てたことは、

自分にとっても非常に有意義でした

八尾です 
八尾です 

3.剣道とほかのスポーツとの違い

剣道というと、「臭い」「痛い」「辛そう」というイメージをお持ちの方も多いようです。

また、防具や剣道着などでお金が非常にかかると思い込んでいる人もいるのではないでしょうか?

しかし、防具や剣道具など、最近では大きく進化しています。

軽くて丈夫なもの、各種の防臭効果のある備品の数々。

また、通販などで手に入る格安の防具などもあります。

細工もおしゃれなものや女性受けするデザインのものまで、一昔前とは格段の違いです。

一方、武道なんて「野蛮」とか、剣道は「竹刀」でやるスポーツで武道ではない

などという方もおられます。

考え方は人それぞれでしょう。でも、多くの師範や先生方の生き様を見ていただければ

考え方が変わるかもしれません。

全日本剣道連盟の理念は、「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」

と明言されています。

また、「礼節を尊ぶ」ことを重視し、お互いを敬う心と形の指導によって「交剣知愛」

の輪を広げていく事とあります。

さらに、剣道を学びつつ、生涯にわたる「人間形成」の道

を見出す指導に当たるというものです。

様々なスポーツがありますが、生涯にわたり長く現役を続けられるスポーツは限られています。

柳家小さん師匠の様に、落語では「人間国宝」、剣道では「範士八段」(剣道の最高峰)

のような達人もおられます。

小さん師匠のサインは、分福茶釜をもじって「分福他抜」とされていたそうです!

福を分けて、他者より抜きんでる。師匠の意気込みと徳を感じますね。

八尾です 
八尾です 

私も現在63歳ですが道場に行くと、自分より上の先生方はたくさんおられ、

しかもお元気で剣道の腕前もすごいのです。

試合形式で一本を争うだけなら若い人が勝つことがあっても、

稽古では年配の高段者には、全くかないません。

一般の方々には説明のしにくい、様々なやり取りがあるからです。

また、柔道の様に組み合うことはないので、足腰がたとえ弱くなっても、

体や足さばきで相手を翻弄する事さえ出来るのです。

本当に強い人の前に立つと、すごい迫力・気迫で、いわゆる「スキがない」のです。

凄い方の前では、全く動けないことがあります!
八尾です 
八尾です 

それでいて、こっちが打とうとする瞬間には、もう打たれているということがよくあるのです。

八尾です 
八尾です 
この辺りも、やったことのない方にはわかりずらいですよね。笑

4.剣道のすすめ

剣道の現在有段者登録者数は、約180万人。柔道はこれに比べて16万人ぐらいで約10分のⅠです。

人気の野球約700万やサッカー480万に比べると、もちろん見劣りはしますが

意外と多いと思われませんか?

さらに、女性の比率が約30%と非常に高いのです。

まあ、やってみようかしら!
Bさん
Bさん
私も女性剣士の皆様には稽古で、好敵手としてお世話になっています。

剣道の良いところはたくさんあります。前述のようにしっかりした理念に沿って

指導者が育っているのも一つです。

また、姿勢や呼吸を正すことが求められ、礼節を厳しく指導されます。

姿勢を正すことで「体幹」が、呼吸を正すことで「精神」が鍛えられます。

また、気勢(気合)の充実も必要で、大きな声を出すことも求められます。

腹式呼吸が身につけば、「心肺機能」などの向上につながります。

竹刀は、左手中心で振るため、左右動作が身につきます。

左右同時に使うことは脳の発達にもよいのです。

足元は当然はだしなので、足裏も鍛えられるのです。

運動靴は、「指で土をはむ(つかむ)」という感覚が育ちにくく

(足の指が浮く状態になりやすい)、こけやすいのです。

これらは、すべて心身の発達にとって非常に有効なものとなります。

実際、小学校のころ本当に体の弱かった私が、

中学以降はほとんど学校を休まなくなった経験もあります。

さらに、剣道を続けていくうちに、勉強の成績も急上昇しました。

剣道教室は、全国各地でやっています。一緒に来られる父母が始めるケースも少なくありません。

また昔やっていた後輩が、自分の子供たちを連れて来てくれるのです。

ちなみに、「鎬(しのぎ)をけずる」「切羽つまる」「鍔迫り合い」「ほんの柄の間」

「間合い」「目貫通り」「小手先」「元の鞘に収まる」「恋の鞘当て」などなど、

日本刀(剣道)に由来した言葉が、巷でもよくつかわれていますね。

意外と、身近な存在が「剣道」ということにないでしょうか?

是非、多くの子供たちが剣道を通して、

日本伝統なども学ぶ様になって欲しいものです。

八尾です 
八尾です