ゆすりについて
心身弛緩の基本技
ゆすりといっても、犯罪の事ではありません。笑
身体をゆするという事です。すでに「まわす」ついては書きました。
心身の弛緩の3つの基本は、「まわす」「ゆする」「ゆらす」
になります。
今日は、その2つ目の「ゆすり」について書いてみます。
そもそも、皆さんがご存知のジョギング。この、「ジョグ」には、そっと体を揺らす。という意味があります。言葉通りに受け止めれば、体を揺らしながら走らないといけないですね。
Bさん知らなかった!
ゆすりのやり方
一番簡単な姿勢は、両足を肩幅ぐらいにして立ちます。
両足裏に均等に体重を乗せる感じで、床をまずゆっくり押すような感じで、全身を揺らしてみてください。
体が、ふにゃふにゃしませんか。
慣れてきたら、少し深め、強めにゆらしてみてください。揺れが激しくなりますが、いろんなところが揺れだして、全身の力が抜けてきます。
揺れながら、例えば首を左に倒すと、右側の方が緩みます。
片手を上げてゆらすと、手を挙げたおなかの側面がゆるむという具合です。
両手を前に出して、幽霊のような形でぶらぶらすると、ウルトラマンに出てくるピグモンみたいになります
(わからない人にはすいません;かわいい怪獣です)
自分で自由に揺らしながら、様々なジェスチャーをしてもらえれば、体のあちこちが緩む感じがわかるでしょう
いろんなスポーツ選手が、準備運動や試技の直前にもされてます
ので、よく観察してみてください
ペンギン歩き
また、上記のように少し体がなじんできたら、ボディートークの一つ、「ペンギン歩き」に挑戦してみましょう。(出典;ボディートーク協会)
この会は、大阪に本部がありネットでも検索可能なので、興味ある方はどうぞ調べてください
身体を揺らしながら、ペンギンさんのようにペタペタと歩く方法です。あまり飛び跳ねるのではなく、体を本当に気持ちよく揺らしながら、かわいく歩いてみてください。
意外と汗をかくぐらいにもなり、とっても気持ち良いですよ。
歩きながら、息は、「ほっ、ほっと」と軽やかに吐き出しながらやるのがみそです。
先般ご紹介した、肩ゆらしと同様、体の中にある、邪気を吐き出すような気持ちでやると、何か元気になってきますよ。
大勢でやっていると、その会場の温度が上がる感じもします。
身体と相談しながら、緩やか、しなやかにできるようになると、ぎっくり防止や腰痛などにも効果があると言われています。
ただ、無茶はいけません。体と相談しながらやるので「ボディートーク」ですね。
ボデートークの好きな点はいくつかあります。
いろいろな研修をやっていると、毎日どのくらい時間をかけてやればよいですか?という質問を多く受けます。
でも、これは、「やりたいときに、やれるだけ」という原則もあります。
要は、体とおしゃべりしながらやる、自然体の心身のほぐし方です。
どうすれば、良いかなどと考えていると、その分すでにどこかかが緊張しているものです。
本当にペンギンになったような気持ちで、楽しんでやってください
本格的な、リラクセーションや呼吸法は、15分ぐらいの時間がベストタイムといわれていますが、こういう動きのある身体的なほぐしのワークは、むしろ時間ではなく、その場、その瞬間で、無邪気にやる方が良いと思っています
特定の場所や道具がいる方法だと、日常の中で定期的に実施するのが難しくなります。自分なりの方法を定着させるためには、「いつでもどこでも、自由にできる」ものが良いですね。
息をする、まわす、ゆらす、ゆする、などはその根幹をなすものですね。