ストレス関数について
ストレスについては、以前書きましたが、一般的には悪いものととらえられているようです。今日は、またも聞きなれない「ストレス関数」について書いてみます。
数学嫌いの私としては、関数と聞くだけでしり込みしてしまいそうです。
数式で表すと、S=f(D,P,S)という事になります。
SはStress、Dは、Demand(要求)、
Pは、Predictabirity(見通し)、SはSupport(支援)
という事になります。
仕事にたとえると、Dは、仕事とか、量、期待されている程度などが考えられます
それに対して、将来への見通しが立つか経たないかというのが「見通し」という事です。
さらに、そうした仕事に関して、上司や周りからの支援があるか否かで、ストレスは大きく変化していきます。
最初につく上司との関係性も重要ですね
ストレスの源
ストレスの源を考えると、これも3つ考えられます。
0次元のストレス源は、自分自身の心の癖のようなものです。
物事に対する考え方や感じ方など、個性や性格などが関与してきます。
1次元のストレスは、仕事の量や質、ノルマやデッドライン、
昇格試験、プレゼン、周りとの人間関係などなどが考えられます。
これらに関して、どういう見通しが持てているかどうかという事になります。
2次的ストレスは、上記によって起こる様々なストレス反応(症状)になります。
特に、見通しが立たなくなると、不安や恐怖が増し、心身の健康状況に大きく影響を及ぼし始めます。
ストレスは、自分の内的欲求(~したい、~すべきと感気持)と、
外的要求(~してほしい、~すべきだ)のはざまで、見通しを持てない状況の時に大きくなりやすいものです。
現在の新型コロナもそうですが、見えない敵にはなかなか心身の準備をするのが難しいですね。
また、すこし感染が落ち着いてくると、問題の根源が解決していないのに、何故かしら、回復ムードが立ち上がり、その結果二次感染が拡大しつつある傾向もみられます。
感染者への誹謗中傷、デマに惑わされて右往左往、自粛警察などは、悪い対処の典型例です
言葉で整理すると簡単なようにも見えますが、いざという時に落ち着いて先々を見通せすのは、中々難しそうです。
そうならないためにも、いざという時ではなく、平常の時こそ大切かもしれません。
「今、ここ」の一瞬一瞬を大事にしながら、前を向いていきましょう
この未曾有の危機で、何を学べるか?