心の本音について
心とは?
心については、数多くの学説や理論が存在しています。
それだけ奥が深いという事でしょう。
心はどこにありますか?と聞かれて、どう答えますか?
その中から一つの考え方をご紹介します。
ヘルスカウンセリングという考え方の範疇に入ります。
心の本質的欲求には3つあるととらえています。
1.慈愛欲求 2.自己信頼欲求 3.慈愛願望欲求 の3つだと考えます。
1の慈愛欲求は、他人から評価され、愛されたい、人にわかってほしいというもの。
2の自己信頼欲求は、他人からの評価はどうか、自分を信じ認めたいというもの。
3の慈愛願望欲求は、他人からの評価はどうあれ、自分の損得もどうあれ、無条件に人を愛し認めたい心です。
この3つの心の、満足感、不満足感が、その後の心の状態を決めてしまうのです。
例えば、大切な人を守れなかったという慈愛欲求の不足感。
次に、危機の時に守ってもらえない、いつも条件付きの愛しかもらえないという慈愛願望欲求の不足、
そして、自分が自由に考え行動する自信がない、こんな自分ではだめだ生きているかち合ないという自己信頼欲求の不足。
慈愛願望欲求は、
無条件の愛がある、重要な時に愛される、自分らしさを受け入れられるというのが満たされる条件となっています。
自己信頼欲求は、
周りを気にせず行動、失敗してもそこから学ぶ、自己決定が周りから評価されるという事が条件です。
最後に、慈愛欲求は、
無条件の愛、自己信頼欲求が充足している、自己責任で他者を愛するチャンスを得る、何かを任せられることなどがあげられます。
どんな時でも、いじけたり、くじけたりしないで、自分自身を信頼し、愛することが大事なのですね。
心の深い傷や重荷を抱えこまないように、日々充実しておきたいものです。