歯のお話し
歯の印象
芸能人は「歯」が命なんてCMがはやったことがありましたね。
初対面でも、歯の印象はかなり強烈に残ります。白い、きれいな歯には、何か魅力を感じてしまいます。
健康な歯を持つ方は、きっと小さいころから、かなり意識して歯磨きなど、デンタルケアをされてきたのではないでしょうか?
恥ずかしながら、私は幼少時、かなりの「味噌っ歯」で歯はボロボロでした。
挙句の果てに、貧乏でしたので、虫歯になっても歯医者に行かしてもらえず、大きな穴が開いても、
正露丸を詰めておけば大丈夫などと、ひどい対処をしていた「ツケ」が、今回ってきているところです。
しかし、考えてみると、生きていくうえで「歯」はとても重要です。
食べ物を、かみ砕く、咀嚼する、唾液で消毒、殺菌するなどなど、体を守る玄関口の役割も果たしてくれています。
昔から、よく噛んで食べなさいと言われ続けていますが、
現在の食物は、みな「飲み物」化してしまっているものも多いようです。
また、かつては、歯が折れんばかりに固いせんべいなどもたくさんありました。
今では、硬焼きせんべいを食べると、歯が折れる子供もいるとか。
京都名物の、「八つ橋」もかつては、結構固めのお菓子でしたが、今は「おたべ」という柔らかいものに変身しています。
かみ砕く効果
物をかみ砕くという作用は、脳にも影響があると言われています。
しっかり噛み締める癖は、脳にも良い作用を及ぼすようです。
それができていないと、何事も「丸飲み」してしまうようになるかも・・・。
ただ、強い力で噛み締めすぎてもいけないようです。
特に、ストレスなどがたまると、
どうしても「歯を食いしばる」状況に陥り、知らない間に力が入ってしまうのです。
私も、かつて大変だった時期にこのような状態に陥り、右の奥歯を自分で噛み割ってしまった苦い経験があります。
歯医者さんに叱られて、もっとリラックスするように指導を受けました。
それで「マウスピース」を勧められ早速つけてみました。
その結果、夜間の歯ぎしりなども消えて、あごの疲れやだるさなども取れた感じでした。
その歯医者さんには「ルーズティース」(日常は軽く口を開けた状態で、歯をかみしめない)
の時間をなるべく作りなさいと言われました。
歯と歯を、噛み締めない時間を少しでも作るだけです。
同じような症状のある方は、一度是非チャレンジしてみててください
いざという瞬間には、どうしても食いしばってしまいますが、