発達段階での課題について

発達の段階

三つ子の魂百までも・・・。日本でも成長に合わせて様々な言葉がありますね。前回ご紹介したエリクソンの考えを少しわかりやすく解説してみましょう。

彼の考えた時期は、乳幼児前期(0-1歳)、乳幼児後期(1-3歳)、乳児期(3-6歳)、児童期(6-12歳)、青年期(12-20歳)、成人前期(20-40歳)、壮年期(40-65歳)、老年期(65歳以上)です。

一歳までのキーワードは、信頼と楽観性

このためには、母親ないしその代わりとなるものからの、深い愛着が重要だと考えられます。

心理学用語では、「アタッチメント」になります。

八尾です 
八尾です 
最近ではかかわりすぎも課題


3歳までは、甘えと自立のバランスが大事になります。

どちらかに偏りすぎると、自分を律していくことに不安を生じる可能性があります。身体反応では、緊張と弛緩のバランス感覚になります。

6歳まではどうでしょう。ここでは、しつけと手伝いなどがキーワードになってきます。

目的や方向性を見出しながら、自分の活動を始められるかどうかの段階です。

最近は、子どもが忙しそう!
Bさん
Bさん


次は12歳まで。ここでは、積極性と劣等性の戦いになります。

この時期は特に身体感覚が大事です。心理学用語では、「ギャングエイジ」。徒党を組んで遊びまわる時期です。

Aさん
Aさん
広場で遊びまわる子供たちを見かけない


そして20歳までの青年期。ここで、自己を独特の人間として統合したイメージを持つ。

成人としての自立がテーマになります。

心理学用語では、「アイデンティティ」(自我同一性)が登場します。

40歳までは、親密さと孤立とのせめぎあい

この中で将来の方向性を見定めていく時期です。

キーワードは、「キャリアデザイン」や「自己実現」になってきます。

八尾です 
八尾です 

四十にして、惑っている大人も多いですね!



65歳までは、生産性と停滞との闘い。

家族、社会、未来と関心が移り時期になります。
キーワードは、人格形成、人材育成、他社実現などに幅が広がってきます。

65歳以上の老年期。ここでは、充足と自分の生への満足感との対立関係が出てきます。
キーワードは、人生の全う。ターミナルケアなどになります。

この時代に比べると、寿命は延びてきていますが、上記の流れは現代でも十分に当てはまるでしょう。

また、日本の場合、少子化やITの発達などで、特に用初期のころの過ごし方や接し方に不安を感じます。大勢の子供たちが徒党を組んで、一緒に遊んでいる姿見なくなりましたね。

また、人生の後半期では、

働き方改革も含めて、人生100年時代の新たな長寿期の過ごし方も考えなければならないですね。

八尾です 
八尾です 
日野原先生を目指したいものです

私の尊敬する方のお言葉ですが、「高貴高麗者」を目指したいものですね。

「PPK(ピンピンコロリ)」から、「PSK(ピンとして、しゃんとして、これからも!)」へ
八尾です 
八尾です