身のこなし方について
次回の、坂龍塾は、「身のこなしかた」についてです。
体の動きなどに関心のある方は是非どうぞ!
参加方法は、後半部分をご参照くださいませ。
1.身って、意外と奥深い意味がある
音読みで、「シン」と読みますが、同じ音で「心」や「深」、「芯」、「信」がある事にも大注目。
やはり、奥底で心身は深いつながりがあるということでしょうね。
また、「身」=「み」と読むと、「己」、「未」、「実」など。
さらに、「深」も「み」と読みます
「身ごもる」という言い方がありますが、形はまさに横から見た妊婦さんの姿を示しています
「身を隠す」、「身につける」という場合には、生きている人間の体を表しています
「身の危険を感じる」「身を犠牲にする」などの場合は、自分自身を示していますね。
「身が入る」となると、自分が何かやろうとする心という意味に代わります
「身の程知らず」などは、地位や身分に変身。
「魚や貝の身」などというと、皮や骨に対して、食べられる部分という意味に・・・。
衣料の用語では、「見頃」(みごろ=衣服の胴体を負う部分)という使い方が。
刀剣では、刀の鞘に対して刃の部分を、「刀身」と呼ぶ。
2.健康の意味合い
健康の、「健」は、人がまっすぐに立っている姿を現しています。
ちなみに、そういう様を、「健やか」とも言います
失敗、失恋、うまく行かないときには、どうしてもうつむき加減になるものです。
ちなみに、人偏(にんべん)をとると、建設の「建」になります。
土台がゆがんでいる家には、危なくて住みたくないですよね。
また、「康」は、農家の方々が豊作で喜んでいるさまを模したものだそうです。
実った作物を喜んで、体中で喜びを表現している形です。
「はれやか」さが、伝ってきます。
一方、これの左に「米」をつけると、「糠」になります
同じ喜びでも、「糠喜び」は避けたいものです。笑
3.息と身体
息と生き方は、関連性が高いことは以前にもご紹介しました。
もちろん、「息」と「心」「体」とも、同じことが言えますね。
「驚く」時には、「はっと、思わず息をのむ」
その時の体は・・・想像してみてください。がっちり固くなってはいませんか?
「感激」したときは、どうでしょう? 思わず、涙が出たり、大声が出たり
感動で、体中が震えたりすることもあるかもしれませんね。
何処か緊張はしていますが、明らかに「驚く」時や「恐怖」の時とは
違う「身体反応」になっているはずです。
話はそれますが、私はサウナが好きです。
少し高温のサウナで、じっくり汗を流した後の「冷水風呂」はたまりません
ただ、最初に入る瞬間は、息を殺して、体を固めて入ります。思わず「うっ!」ってなります。
しばらくすると、体が慣れて来て、非常に心地よい感じに身も心も緩んできます
サウナでは一連の流れで、体が「整う」という表現をしますね。
「あ~、考えているだけで、入りたくなる~」・・・という反応の方もいらっしゃることでしょう
4.心身相関の具体事例を学ぶ
猫が、怒っているとき、「髪の毛を逆立てて、背中を丸めていますね」
赤ちゃんをあやす時、お母さんは、背中をさすっていませんか?
実は、これも「手当」という技になります。
背中の真ん中辺りにある、怒りのツボ=胸椎8番あたりを、
上から下に「なでおろす」ということを、自然にやっている一つの事例です。
一方、逆になでることを「逆なでする」と言います。なるほど・・・です。
猫が、飼い主に甘えて、寄ってくるときには、脇・腕の付け根ですり寄ってきたりしませんか?
上手に甘えられると、つい気を許してしまいますね。
人間でも、甘え上手な方は、この場所=「ウムネ」(ボディートーク、増田明氏)
で、甘えているのです。
かつて、「ツッパリ少年」などいう言い方もありました。
両手をポケットに入れて、この「ウムネ」を緊張させて肩を張って歩くと
雰囲気が出ます・・・。笑
要は、「対人関係に背を向けていて、私は関与しません」という
体のメッセージが出ているわけですね。
5.次回の坂龍塾では・・・
以上のような事をベースに、実際に職場や家庭でも使える、「身のこなしかた」の
事例などを、わかりやすく解説します
日時;2021年9月21日(火)19:30~21:00(19:20分開場)
参加費;一回1500円(事前振込制)
年会費 21年6月~22年5月まで、10000円(今からの入会でもお得です)
特典;不参加の回の資料も送付します
また、希望者には、拙著セット 定価3300円相当(非売品含む)を、
受け取り払いにて送付(ただし、在庫限り。残数わずかです)
申し込み方法;このHPの申し込みページから、ご自身のメールアドレスは
必ずご記入ください。記入がないと、ご返信できません。