2026年度へ向けて
2026年度へ向けて第1章 陥入を抜けた実感と、 再び視野が全国へ広がる感覚
つい先日、ある中小企業の経営者の方と面談をしていたときのことです。
「去年は、正直言って何をやっても噛み合わなかった。
でも年末あたりから、ようやく霧が晴れてきた感じがするんです」と、
ぽつりと本音を語ってくださいました。
その言葉に、私は強くうなずきました。
なぜなら、それは七赤金星の私自身が、まさに体感してきた一年だったからです。
昨年は、いわゆる「陥入」の年。動こうとしてもブレーキがかかり、
人との関係や仕事の進め方を、何度も見直さざるを得ない局面が続きました。

あなたも、同じような感覚を味わわれたかもしれませんね。
しかし、陥入とは決して「悪い年」ではありません。
むしろ、自分の足元を見つめ直し、余分なものを削ぎ落とすための大切な時間なのです。
2026年を見据えた今、その陥入を抜け、
再び視野が「全国」へと自然に広がっていく感覚があります。
これは単なる気分の問題ではありません。
実際、ここ最近の一週間ほどを振り返っても、AIの進化に関するニュースや、
地方企業が全国市場へ挑戦する事例が次々と話題になっています。
生成AIを活用した営業支援、採用広報、教育の内製化など、
「場所の制約」を超える動きが一気に現実味を帯びてきました。

私たち中小・中堅企業にとって、これは大きなチャンスです。
陥入の年に培った内省力と、再び巡ってきた拡大の運気。
この二つが重なることで、単なる規模拡大ではなく、
「意味のある全国展開」が可能になります。
私はこの2026年を、そのスタートラインに位置づけています。
第2章 AI進化の時代に、あえて「人間性」を問い直す理由
ここ一週間ほどでも、AI関連の話題は尽きません。
文章作成、画像生成、分析、さらには人事評価やメンタルケアの領域にまで、
AIは急速に入り込んできています。便利になった、効率が上がった、コストが下がった。
確かにその通りです。私もコンサルタントとして、AIを積極的に活用しています。
しかし同時に、経営者や人事担当者の方から、こんな声を聞くことが増えました。
「便利だけど、社員の顔が見えなくなってきた気がする」
「人を育てる感覚が薄れてしまわないか不安だ」。

この違和感こそ、今、私たちが真正面から向き合うべきテーマだと私は考えています。
AIは優秀です。けれど、共感すること、迷いながら決断すること、
失敗した部下の気持ちを汲み取ることは、まだ人間の領域です。
心理学やカウンセリング、コーチングの現場に長く身を置いてきた私だからこそ、
はっきり言えることがあります。
組織が本当に活性化する瞬間は、「効率」が上がったときではなく、
「組織風土がその会社の原点と合致しているとき」なのです。
2026年は、AIを否定する年ではありません。
むしろ、AIを使いこなしながら、あえて人間性を磨く年です。
AIに任せられることは任せる。その分、私たちは対話し、考え、感じる力を取り戻す。
これは経営においても、人事においても、
これからの競争力の源泉になります。
あなたの会社では、人間にしかできない役割が、きちんと言語化されているでしょうか。
第3章 68歳、現役で挑み続ける理由と、2026年への決意
私は現在68歳ですが、ありがたいことに「若いですね」
と言っていただくことが少なくありません。
剣道も六段練士として、今なお稽古を続けています。
なぜ続けるのか、と聞かれることがあります。その答えはとてもシンプルです。
「下手なりに、やっていると心身が楽しんでいる」実感があるからです。

2026年は、私にとっても新たなスタートの年です。
全国へ視野を広げ、AIという新しい相棒とともに、
人間ならではの領域を次世代へつないでいく。
そのためには、私自身が学び続け、変わり続けなければなりません。
これは、経営者であるあなたにも、きっと通じる感覚ではないでしょうか。
中小・中堅企業の現場には、まだまだ可能性があります。
地域に根ざした価値、長年培ってきた人間関係、現場で磨かれた暗黙知。
これらは、AIだけでは決して生み出せません。
だからこそ、
2026年は「人を中心に据えたAI活用」を、本気で実践する年 にしたいのです。
あなたと、あなたの会社が、どんな2026年を描くのか。
その対話を、これからもこのブログを通じて続けていけたら嬉しいです。
