ゆらしについて
揺らしの技
今日は、弛緩の3つの基本のうち、最後の「ゆらし」についてです。
身体をゆらゆらと、ゆらす動作です。
以前、あの「チコちゃんに叱られる」でやっていた話から・・・。電車などに乗っていると、つい眠たくなるのはなぜか?という質問でした。
私も、出張などの際に、書物を読んでいると、つい眠ってしまう事ありますね。
どうも、あの揺れ方や、耳に入っている音に原因がありそうです。特に地下鉄などの、あのゴォーというような雑音は、おなかの中で聞いてきた母体の音に近いようです。
また、おなかの中は、振動でそれこそ、心地よいゆりかごの感じ
なのでしょうね・・・。
ただ、諸説あるようですが・・・。
スワイショウについて
そんな感覚で、ゆらゆらすると、当然心身も心地よくなりそうですね。
本日は、気功法の一つ、「スワイショウ」という方法をご紹介します。
日本語では、「手を、ポーンと放り投げる」というような意味だそうです。
まず、肩幅ぐらいに足を開いて、楽な姿勢でまっすぐに立ちます。
手は、大きく前に倣えの形にします。その状態から、一気に脱力して手をストンと下に落としてみてください。
緊張していると、下に落とした手が、ぴたっと止まってしまう人がいます。
本当に力が抜けてくると、振り子のように、落とした後も余韻で前後に少し揺れが続くようになります。
また、元に戻して、同じ動作を繰り返していきます。大きく手が触れてくると、上半身もつられて前後に動いてきます。その状態になったら、骨盤を少し前後に移動するような感じで、揺れに合わせて移動させてみてください。
連動がうまくできると、上半身と下半身が少しずれるような感じで、ゆらゆらと揺れてきます。
この状態が、「スワイショウ」という感じです。
実際に、研修現場でやっていると、冷え性や便秘などに効果が表れた事例もあります
へぇ~、やってみようかな!
ただ、人によって違いますので、必ずそうなるということではありません。
しばらくやっていると、何とも心地よい感じになってきます。途中でやめたくないような、快感が出てくるとしめたものですね。
私は、これを「利尻昆布ゆらし」と命名しました。
別に利尻に限りませんが、北海道が大好きなので、そうしただけです。
地元の昆布が好きな方は、自分で、「〇〇昆布ゆらし」と命名してください。笑
海中で、ゆらゆらと揺れている昆布のような気持ちになって、さも波に揺られている感じが出てくると、昆布のような気持ちになりますよ。
そして、
イメージでは、自分から良いおだしがにじみ出ているような感じ
が良いのではと、昆布にしました。
リラクセーションでは、力みをとって、心身を緩めないと効果が出ません。
そのために、上記のように、何かしらのイメージを作ることは、とても重要だと思っています。
昆布嫌いな方は、別のものにたとえて、自分なりの、「ゆらし」チャレンジしてください。